2015年8月31日月曜日

シュートは大事

バスケットボールにおいて、
シュートを決めることは最も重要な要素だ。


それは言葉では正しいと思っていても、実際には
シュート以外の華のあるプレーに憧れる人も多い。

針の糸を通すようなパスや、
キラークロスオーバーで相手をかわすこと。

僕も、シュート以外の華を目指している1人だった。


今でも身長が166 cmのおじさんちびだけれども、
学生時代はもっと小さかったので、当然ポジションはG。
ドリブル、パスが大事。それができなきゃ、
試合に出られない、とずっと思ってバスケットをしてきた。
というか、それしかない、と思い込んでいた。


小学校の頃は、某有名バスケ漫画のPGのセリフ、
ドリブルこそちびの生きる道なんだよ、
に感銘?を受けて、ドリブル&パス至上主義を更に強化。

体育館に行けば、とりあえずドリブルドリルをした。
チェストパスを繰り返し正確に出せるように練習。
シュートと言えば、速攻のレイアップくらいだった。

中学校のころ、150 cm位。
ドリブル&パスはまだまだ僕のバスケの大部分で、
常にどういう風にパスをしようかを考えていた。
ドライブでペイントエリアに入って行くこともあったけど、結局それは外角シューターにさばくためだった。
自分でシュートを決める、という意志のないドライブ多発。

高校では、ほんのちょっとだけシュートが頭をよぎる。
シュートがうまい先輩がいたので、かっこいいな、と。
しかし、当時163 cm。
今までバスケの中で、シューターとしてゴールを狙う、
なんてことはほぼなかったので、全く意識が上がらず、
やっぱりドリブル&パスに傾倒した。
全体練習後の自主練はパスとドリブルに専念。

シュートのうまい先輩が打ちやすいパスを出すことが、
レギュラーで残ること、とまたまた自分の中で、
シュートというものを否定した。


振り返って見ると、今までのバスケ人生の中で、
シュートという概念は僕の中で最も薄いものだった。

(続く)