2015年9月27日日曜日

バスケットボールは身長が高い方が外角からのシュート確率がいい

バスケットボールという競技は、体格のアドバンテージが最も大きいスポーツの
ひとつだと思います。


僕自身が、現在 165 cm 68 kg なので、大柄な人 (185 cm 以上)と一緒にプレーすると、
まさに肌でそれを感じます。

よく言われるのは、バスケットの高さが 305 cm で一定のため、
背の大きな人の方が、バスケットに近く、シュート確率がよい、ということです。
バスケットボールがシュートのためにシューターの手から離れてリングに届くまで、
その距離が長ければ長いほど、狙った軌道との誤差が生まれるので、
やはり、バスケットにより近くで打てる、背の高い人の方が有利になります。



他にも、シュートの確率において、背の高いプレーヤーが有利な点は、
ブロックショットをされにくい、ということだと思います。

もし自分がディフェンスをしている相手が、身長 150 cm のプレーヤーの場合、
ある程度距離をとって、ドリブルからのドライブを警戒しながら
アウトサイドのジャンプシュートなどをチェックしにいく、
というスタイルを取ることができます。
身長が低い選手のシュートは、距離をつめて思いっきり手を伸ばさなくても
ブロックできたり、プレッシャーを与えられたりする可能性が高いからです。

150 cm のオフェンス選手の立場に立ってみると、アウトサイドのシュートを打つには、
よほど素早く動いて交わしてからのシュートか、間をとってクイックモーションで打つ、
などの身体能力やテクニックが必要になってきます。
上の2つのどちらも、リラックスして一定のリズムでシュート練習しているときより、
よっぽどシュート確率が低いというのは、簡単に予想できます。


逆に、190 cm の選手がオフェンスで外角のシュートを打つ場合、
上の例に比べると、余裕を持って、自分のリズムで打てることが多いでしょう。
打点が高いため、ディフェンスはしっかりと間合いを詰めなければシュートブロックが
届かないですし、かと言って、あまりにも距離を詰め過ぎるとドリブルで抜かれる、
という、後手に回るしかなく、結局オフェンス有利、シュート確率もよくなる
状況が生まれやすくなります。



外角からのセットシュートやジャンプシュートに話をしぼりましたが、
結局身長が高い方が、シュート確率が高い = バスケットボールでは有利、
という説は正しいと感じるこの頃です。

2015年9月25日金曜日

NBAの選手の脚(膝下)は細い

日本人には少ない体型ですが、NBAのトッププレーヤーを見て思うのは、
脚が細いなー、ということです。

細いと言っても、プロのスポーツ選手なのだから、ある程度太いんだろう?

と僕も思っていましたが、実際に彼らの膝下を見てみると本当に細いのです。
どれくらいか、と言われると何cmと答えられませんが。。。

まあ、とにかく細いです。また、太ももの裏(ハムストリングス群)と
お尻の筋肉が発達して大きいので、相対的にさらに膝下は細く見えます。



バスケットボールに限らず、スポーツで速く動こう、とするならば、
なるべく身体の重心(みぞおち辺りと言われています)から遠い末端部は
軽い方が力学的に見ても有利です。

サッカー選手例外で、脚の先端でボールを蹴るので、脚を速く動かすことと同時に、
ボールに力を伝えるためにある程度膝下の脚部分に重量が必要です。
ですので、ヨーロッパの1流選手でNBA選手のような体型の方は少ないと思います。



話を戻すと、とにかく、身体の重心より遠い末端部は重く、大きくしないほうがよい、
ということですね!



実感するための実験として、こんなのはどうでしょうか。
アンクルウェイトを足首に巻いて走ってみる、または手首に巻いて動いてみる。
次に同じウェイトを膝より上(太ももの方)につけて動く、肩に近い上腕につけて動く。

後者の方が、まだ動きやすい、と感じられたら成功です。
やっぱり、先端が重くないほうが脚を、腕をスムーズに動かすのに都合がいいです。



NBA選手のような体型、脚がほっそりしている体型、目指していきたいです!

2015年9月24日木曜日

バスケットボールワンハンドシュートの肘の痛みの原因

バスケットボールのワンハンドシュートは、右利きなら右腕、
左利きなら左腕でボールをリングに向かって押し出すように打ちます。


大学生になり、筋トレにはまって腕の筋力もつき始めた頃から、違和感を感じてました。
どうも、シュートを打つと、右肘が痛い。
右肘の内側(前へならえ、と腕を前に上げた時、体の内側を向いている方)です。

僕は、たまに野球のキャッチボールをするのですが、野球経験が無いため
フォームはまったくの自己流です。
筋量はそれなりにあるし、瞬発能力もなまじあるため、
まあまあなスピードボールを放ることができます。

その結果、肘を痛めます。

悪いフォームは、力の伝わり方がスムーズでないため、どこかしらに流れ切れなかった
その負荷が集中してしまいます。 僕の場合、キャッチボールだと肘でした。
毎回キャッチボールをした後は、肘痛いなーとなっていました。

キャッチボール後にシュート打つと、やっぱり痛い。
キャッチボールが原因なんだ、と最初は思ってました。
何日か経ってからのシュートだと、痛みもありませんでしたし。


ただ、だんだんとキャッチボール後じゃなくても、シュートを打つと痛いな、
と感じることが増えてきたので、あれ、何かおかしい、とやっと気が付きます。

そうです、キャッチボールだけではなく、バスケットボールのシュートフォームも
悪いフォームだったのです。

筋トレでつけた腕の筋力を無意識に使おうと思ったのでしょうか、いわゆる手打ち、
腕の伸展のみでシュートを打とうとしていたのでした。


ドアのひんじのように、肘を力いっぱい真っ直ぐに伸ばすと
上腕の骨と前腕の骨がぶつかって、靭帯やら骨やらを痛めてしまいます。

人間の体はうまくできているので、その衝突を和らげるために、上腕の内旋があります。
内旋とは、ざっくりな説明になりますが、腕相撲でスタートの位置から
自分が勝つときのポジションになるまでの上腕の動きのことです。

この動きは、バスケットのワンハンドシュートの時にも起こっています。
また、無意識のもと体を守るために起こるべきものです。


この動きが僕のシュート(またキャッチボール)に足りないものでした。

そうした動きがないということは、
車で猛スピード走っていて、急ブレーキをかけて止まるような感じです。
徐々にブレーキを踏んで止まったほうが、車(ブレーキパッド)の負担は小さいです。

上に書いたように、こうした動きは無意識に動きの流れの中で自然とそうなるべき、
なのですが、僕は筋トレに近い動き(直線的な単運動)で動く癖がついていたので、
うまくそれができなかったのです。

筋トレ経験がある方は分かると思うのですが、なるべくターゲットの筋肉のみを動かして
トレーニングする方が効率がいいので、みんなその動きを習得しようとします。
筋トレ中は、重りの動くスピードもコントロールしますし、関節(靭帯や骨)で
負担を受け止めるような動きはしないので、故障はまずありません。
筋肉が痛い、ということはありますが、それはうまくきかせることができた、
という証拠なのでOKなのです。関節が痛くなる、というのが筋トレ失敗です。

つまり、バスケットのシュートを僕は、筋トレの動き、しかも
スピードをコントロールしない、をしていたので、シュートを打つたびに
肘を徹底的に傷めつけていたのです。


バスケットボールのワンハンドシュートを打つと肘が痛い、という症状は
なかなかあるみたいで、ネット上でもその解決策を求めている質問を目にします。
原因は、ほぼこれなんじゃないかな、と自分の2,3年の肘痛を通してそう思います。

その原因の動きに至るまでの思考や過程は人それぞれ違うと思うので、
上腕を内旋させて肘の中での衝突の力を分散させればいい、ということは分かっても、
それを実際に動きとしてできるようにするには、また個人個人で
違うアプローチが必要になってくるとも思います。

2015年9月15日火曜日

シュートはヒザを使え、とかいうアドバイスたち

バスケットボールのシュートについて、
ヒザを使ってシュートを打て!というものがあります。

昔から使われてきた、どこかで聞いた、そして何度も見てきたフレーズです。

これでうまくいった人はどれくらいいるだろう。


ひざを使え、という言うのだから思いっきり屈伸をするように曲げ、そして伸ばすのか。

いやいや、ひざかっくん(分かりますか?)をされたときのように、かくっと曲げるんだ。

いやいやいや、それだと動きがロボットのようにぎこちないよ、もっとスムーズに。

いやーそんなにゆっくり動いたら、ディフェンスにブロックされちゃうよ。


。。。。


じゃあ、一体何が正解なのでしょうか。




スポーツの動きを説明するときに使われる、こうした言葉には注意が必要です。

僕自身、ヒザを使え、でシュートが上達した人間ではないので、
うまくいかない感覚はよく分かります。

その言葉にとらわれて、
その通り動こうとして、
最後はどう動いていいか分からなくなって、
結局ぐちゃぐちゃな動きになってしまう。
元より悪化したりして。



いいアドバイス(?)のはずが、人によってうまくいかないのには理由があります。

それは、使われるフレーズや言葉は、本当の動きを表しているものではないからです。

言っている本人の感覚を表しているものであって、
それが自分の動きに結びつく共通の感覚とは限らないのです。


アドバイスをくれた人とまったく同じ、もしくは似ている感覚を持っていたなら、
その言葉(感覚)が、一体実際にはどういった動きなのか理解できて、
また自分の動きとして再現できるのではないのかな、と思います。



実際の動きと感覚。


自分の声を録音して聞いてみると、自分が思っている声質とずいぶん違う、
ということは、誰でも1度は経験したことがある、
自分の感覚と客観的事実のズレのひとつではないでしょうか。

スポーツの動きとその時に感じる感覚もこれに似ているところがあります。

自分の動きを動画で撮って見てみると、自分では思ってもみなかった、
感じていなかった動きが映っていることがあるかもしれませんよね。



アドバイスやコツを受け取るプレーヤーが気をつけることは、

フレーズや言葉を鵜呑みにせずに、客観的にその動きを知ろうとすることだと思います。

そして、その動きを自分の体で再現しようと試行錯誤することが、
アドバイスを上達へと昇華させるコツなんじゃないかなーと思います。


注)
これを書いた後で、そういえば、百獣の王、武井壮さんが
そういうようなことを言っていたのを思い出しました。
Youtubeで逆立ちのコツとかスポーツ上達のコツ、とかお話をしているのものを
ずっと前に見ました。今回の記事は、言い方は違う(さらに分かりづらい)けど、
その考え方を僕の言葉で書いてみた、という感じになってしまいました。

2015年8月31日月曜日

シュートは大事

バスケットボールにおいて、
シュートを決めることは最も重要な要素だ。


それは言葉では正しいと思っていても、実際には
シュート以外の華のあるプレーに憧れる人も多い。

針の糸を通すようなパスや、
キラークロスオーバーで相手をかわすこと。

僕も、シュート以外の華を目指している1人だった。


今でも身長が166 cmのおじさんちびだけれども、
学生時代はもっと小さかったので、当然ポジションはG。
ドリブル、パスが大事。それができなきゃ、
試合に出られない、とずっと思ってバスケットをしてきた。
というか、それしかない、と思い込んでいた。


小学校の頃は、某有名バスケ漫画のPGのセリフ、
ドリブルこそちびの生きる道なんだよ、
に感銘?を受けて、ドリブル&パス至上主義を更に強化。

体育館に行けば、とりあえずドリブルドリルをした。
チェストパスを繰り返し正確に出せるように練習。
シュートと言えば、速攻のレイアップくらいだった。

中学校のころ、150 cm位。
ドリブル&パスはまだまだ僕のバスケの大部分で、
常にどういう風にパスをしようかを考えていた。
ドライブでペイントエリアに入って行くこともあったけど、結局それは外角シューターにさばくためだった。
自分でシュートを決める、という意志のないドライブ多発。

高校では、ほんのちょっとだけシュートが頭をよぎる。
シュートがうまい先輩がいたので、かっこいいな、と。
しかし、当時163 cm。
今までバスケの中で、シューターとしてゴールを狙う、
なんてことはほぼなかったので、全く意識が上がらず、
やっぱりドリブル&パスに傾倒した。
全体練習後の自主練はパスとドリブルに専念。

シュートのうまい先輩が打ちやすいパスを出すことが、
レギュラーで残ること、とまたまた自分の中で、
シュートというものを否定した。


振り返って見ると、今までのバスケ人生の中で、
シュートという概念は僕の中で最も薄いものだった。

(続く)